グロースハッカー 感想
- 「グロースハッカー」という本を2年位前に読んでいて、その時の自分用のメモがあったので残します。
- 各ステップの印象的な部分の抜粋と感想が書いてあります。
- グロースハックの概要を軽く抑えるのに役立てたら嬉しいです。
ステップ1 まずは人が欲しがるものを作れ
マーケターは長年パッとしない製品を売り込むことを仕事にしてきたが、誰も欲しがらないものを売ろうとすることは絶対にやってはいけない。
PMFを目指す。(プロダクト・マーケット・フィット・・・サービスと顧客のニーズが完全にシンクする状態)
フィードバックを受け入れろ。
ソクラテス式文等方式を行え。(誰のための製品なのか?なぜユーザーがこの製品を使うのか?なぜ私はこの製品を使うのか?→この質問をユーザーにもしてみよう)
ステップ2 自分なりのグロースハックを探して
すべての人ではなく、ふさわしい人へ。
- 潜在ユーザーが訪問しそうなウェブサイトへメールする。自己紹介し、製品について説明し、そのサイトで製品を紹介すべき理由を説明する。
- 自分でハッカーニュース、クオラ、レディットなどに投稿する。
- 話題になっているトピックについて記事を自社サイトのブログに掲載し、間接的に読者を製品に導く。
- クラウドファンディングサービスのキックスターターでプロジェクトを立ち上げ、潜在ユーザーに受けそうな特典を用意する(これなら同時に潜在ユーザーとチャットできる)。
- 潜在ユーザーを一人ずつ見つけ出し、無料あるいは特典付きでサービスに招待する。
個々の例
- 招待制にしてプレミアム感を醸し出す(メールボックス)
- サービスが実際より人気と活気があるように見せるために、数百の偽プロフィールを作る。人だかりは人だかりをよぶものだから(レディット)
- 製品を使えるサービスを一つに絞り、そのサービスの成長に便乗する(PayPalはイーベイに便乗)
- サービス上でクールなイベントを開催して最初のユーザーを巻き込む(マイスペース、イェルプ、ユーデイミー)
- 影響力のあるアドバイザーや投資家を引き込んで、その財力ではなく支持者や名声を利用する(アバウトミー、トリッピー)
大事なのは、何人に認識されるかではなく何人がサインナップするかだ!
ステップ3 クチコミを巻き起こせ
クチコミを成り行き任せにしない。
ブランディングのために金を払ったりしない。
(その代わりに、ソーシャルカレンシー(社会的通過)を無料で獲得する方法を考える)(アップルがイヤホンを白にしたことやドロップボックスが紹介で容量を増やしたりすることが無料のブランディングであり、非常にグロースハックに効果的)
ゴーバイラルしたければ、クチコミの種を製品の中に仕込む必要がある。
ステップ4 掴んだユーザーを手放すな
企業はサービスそのものの改善に投資する必要がある。ユーザーがそのサービスから離れられなくなるまで改善しよう。
ビジネスでもっとも重要になることは、新しいユーザーを集めるより既存のユーザーを定着させたり、最適に改善することが重要。
グロースハックはROIの最大化を目指すものだ。最も重要な事柄に全力をつくすべきだ。
サービスに無関心のユーザーを追いかけるよりも、すでにいるユーザーの個人情報をより引き出し、アマゾンやフェイスブックがやっているようにサービスへの愛着を増やすことをするべき。
感想
全体的に共感が持てる。 目新しいことではなく、結構知っている内容。
Airbnbなど自分が好きなサービスが紹介されていて少しうれしくなった。
キーワードに「マインドセット」という言葉が頻繁に出てくる。
「マインドセット」とは、具体的なテクニックというよりは考え方。
大事なのは、自分たちのサービスの現在の利用者、将来の利用者が自分たちに何を求めているかを正しく理解し、施策を繰り返し実施していくこと。
派手なことより地道な繰り返しを好む自分には近い考え方だと思う。また、科学的な根拠を元に成長させる部分も自分のサービスへの考えと近い。 作ったシステムを少しずつ趣味程度に進めて、それが将来大きな資産へ成長したら嬉しいなって思いました!